譲受
クリップホールディングス株式会社
不動産関連事業 / 滝田弘之
- 事業内容
- 神奈川県平塚市、厚木市、藤沢市、東京都八王子市、埼玉県所沢市に拠点を構え、不動産事業やリフォームを手掛ける。 物件選びからリフォームまで一貫した提案が可能。
Q. 事業概要を教えてください
ホールディングス全体として、不動産業とリフォーム業を中心に、東京都、神奈川県、埼玉県に拠点を構え、地域密着型で事業を展開しています。
もとは「クリップハウジング」というひとつの会社でしたが、地域密着型の事業承継やM&Aに積極的に取り組むことで、現在は7つの会社で構成されています。
独立して事業を展開するだけではなく、リフォーム技術を活かして物件をリノベーションし、付加価値を高めて販売したり、物件を購入されたお客様の住宅リフォームを手掛けるなど、グループ内で相乗効果を生み出せることが大きな特徴です。
Q. Bysideとの関係性、M&Aを検討したきっかけや重視していることを教えてください
Bysideの柳田さんとはこれまで2件のM&Aに取り組みました。
ちょうどこの間越谷の会社のM&Aが終わったところで、この会社は当社の経営戦略にピッタリでした。
長い付き合いなので私たちのニーズをよく理解していただいていると感じますし、非常に感謝しています。
正直、最初はM&Aは「テレビの中のはなし」で、私たちのような中小企業には関係ないと思っていました。しかし、「こういう会社を買いませんか?」という提案を受けたことがきっかけで、初めて具体的に考えるようになりました。当初は未知の領域で、「会社を買いたい」というより「会社を買う経験をしてみたい」という気持ちが強かったですね。
初挑戦の際は反対意見もありましたが、「かけた金額が無駄になっても、会社が潰れないのであれば挑戦する価値がある」と考え、メンバーを説得して進めました。
結果として、M&Aには単に「売上が上乗せされる」という直接的な効果だけではなく、異なるカルチャーや考え方に触れることで、新たな発想や面白い化学反応が生まれることを実感しました。こうした経験を通じて、組織や事業に新しい成長の可能性を広げることができました。
そのため、M&Aで会社をグループに迎える際には、相乗効果が生まれるかどうかを最重要視しています。
Q. 今後の展望をお聞かせください
既存の拠点を軸に、23区への進出を目指しています。具体的には、平塚から藤沢や横浜を経て東京都心部へ、八王子から中野や新宿へ、越谷から池袋や城北エリアへと展開していくイメージです。
売上がまだ十数億だった頃、「5年後に売上100億円を達成する」という目標を掲げました。そこから4年が経ち、来年で5年目を迎える現在、グループ全体の売上は80億円に達しており、100億円という目標が現実に近づいています。
次なる目標は「売上1,000億円」です。一見遠い目標のようですが、年20%の成長を続けていけば決して不可能な数字ではありません。
一度きりの人生、悔いのないよう本気でチャレンジしていきたいと考えています。これからも挑戦を続け、さらなる成長を目指していきます。